金目当ての経営者と金目当ての労働者は相性抜群

高木です。おはようございます。

先日、「センシティブって何?」という記事で、ブラック企業とブラック求職者は同じ穴のムジナであると指摘しました。
今回は、その点をもう少し掘り下げてみたいと思います。

近年、就職・転職活動や就業環境に関する話題が出るたび、ブラック企業というものが非難の的になっています。
確かに世の中には酷い会社は存在します。
しかし、「ブラック企業」と言葉は定義があいまいで、いろんな意味に使われています。

中には、単に嫌いだからという一種の感情論で「ブラック企業だ!」と非難しているケースさえあります。
一方で、明らかな犯罪行為が行われていたり、犯罪ではなくてもどう考えても不正が行われていたりする企業もあります。
前者にブラック企業というレッテルを貼るのはやりすぎですが、後者は非難されて当然だといえます。

私が考えるに、後者のような不正を働く企業に入社してしまうのは労働者にも大きな問題があります。
学歴詐称、職歴詐称、犯罪歴詐称、病歴詐称といった不正を働く求職者はあとを絶ちません。
入社してからも会社の備品や経費を私的に流用するなどの不正を働く労働者も少なくないでしょう。
こういう不正をやらかす労働者は、不正をやらかす企業とは同じ穴のムジナであり、相性抜群なのです。

不正を働く企業にも労働者にも共通していえるのは、金目当てで仕事をしているということです。
労働者が「金目当て」というのはピンと来ないかもしれません。
しかし、仕事は金を稼ぐためのものとしか考えていない労働者は要するに金目当てなのです。

企業というのは利益を得るのが目的ではないのか?
労働者というのは生活の糧を得るために、あるいは物欲を満たすために働くのではないのか?
もし本気でそう考えているいるなら相当な重症です。

企業は事業を通じて世の中に貢献することが目的であり、利益を得るのはそのための手段にすぎません。
個人も職業を通じて世の中に貢献することが目的であり、収入を得るのはそのための手段にすぎません。
不幸なことに、育った家庭環境や社会人になってからの就業環境によって、そのような基本的なことがわからないままの人たちがいます。
ブラック企業の経営者やブラック労働者はまさにそうした人たちではないでしょうか?

もとはといえば、「ブラック企業」というのは資本主義や企業を攻撃するために作られた左翼用語です。
ブラック労働者にしてみれば、自分たちのことは棚に上げて、国や社会や企業のせいにしていられる論調は心地がよいのでしょう。
しかし、問題を自分の外に求めているうちは、何度転職を繰り返してもロクな結果になりません。
仮に優良な企業に入社できたとしても、そのような企業とブラック労働者の相性はよくありませんので、なかなか定着できないと思いますよ。