サイズの情報:猫でもできるオンラインショップ29

ひと昔前までは、ファッション関連製品とオンラインショップとの相性は良くない、とまことしやかに言われていました。その一番の理由は「実際に身に着けてみなければ似合うかどうかわからない」ことだと推量しますが、次点として正確なサイズがわからない、というのも理由になりそうです。

現在、ZOZOTOWNのようなファッションを中心としたオンラインショップがいくつか存在していることをみると、お店か利用者のどちらかが上記のハードルを乗り越えたと考えられますが、サイズ、正確には「サイズ感」を伝える画期的な方法がみつかったかといえばそんなことはないように思います。では、ファッションアイテムを扱うお店はどのようにすればサイズやサイズ感をうまく伝えることができるでしょうか。

ひとつの方法は絶対値でサイズを表記する方法です。日本のMサイズと海外のMサイズが異なることは広く知られていますが、長さや幅をきちんと測り、商品ページに書くことで、正確な大きさがわかるはずです。ただし、自分の服のサイズを絶対値で覚えている利用者が少ないため、ベストな方法であるとはいえないでしょう。

次に考えられるのは、モデルやマネキンなどのサイズを測り、なおかつその商品を身に着けた写真とあわせて提示する方法です。これは良いアイデアに見えますが、利用者とモデルの体型が異なることがほとんどなので、多くの人は頭の中で「自分ではこれよりも細く見えるかな」などの補正をかけなければいけません。手間を惜しまないお店では複数の身長/体型のモデルで同じ商品を撮影していますが、状況に大差は無さそうです。

上記の方法に似ていますが、利用者のレビューを集めて、サイズ感を共有する方法もあります。レビュワーの身長、体重、体型と商品のサイズを表示し、利用者視点のサイズ感を書いてもらいます。これは、沢山のレビューが集まることが前提となっていることを除けば、悪い方法ではありません。仕組みがうまく回るようになれば、売れている商品がどんどん売れるようになり、お店のスター商品を作ることができるはずです。

実はこのようなサイズ感や着用感の不安、また似合うかどうかの不安を根本的に払拭できる方法はいくつかあります。ひとつは返品をしやすいお店にすることです。返品送料を無料にするだけで、利用者が気軽に試すことができるようになるはずです。また、アンテナショップを設けるのも良い方法です。実際に手にとった商品を、オンラインショップで購入する流れです。図らずも、通常の販売店がその役割を果たしてしまっているのが問題になっています。オンラインでできることにはまだまだ限界がありますの。ユーザーの立場に立てば欲しい情報もわかるはずですので、アイデアや工夫で利用者の買い物をサポートしてあげましょう。