大阪市中央区 システムソフトウェア開発会社

営業時間:平日09:15〜18:15
MENU

Qt Creator – iOS上でアプリ実行

株式会社クローバーフィールドの経営理念
著者:津路高広
公開日:2020/04/26
最終更新日:2020/04/26
カテゴリー:技術情報
タグ:

津路です。こんにちは。

以前、モバイル環境にてQtプログラムを実行できる環境を構築して、開発したいという目標を立てました。
Androidではできたので、今回は、iOSをターゲットにします。
まず、Qtプロジェクトをビルド・実行するには、XCodeが必要ということなので、XCode11.3をインストールし、Qt5.14をインストールしようとしましたが、以下のエラーが出ました。
You need install XCode and Set up XCode Command Line Tools.
Command Line Toolsは、XCode-Preferences-Downloadsが、XCode8以降ではなくなったので、Preferences-Componentsにて、Command Line Toolsから選択しようとしましたが、まずは、developer.apple.comからダウンロードインストールしてから、選択しました。
その後、インクルード先フォルダ選択ステップで、インストール済みであることがわかり、中止して、更新をかけました。

さて、先に作成したプロジェクトを実機にインストールしようとすると、開発アカウントとの紐づけが必要なため、iOSシミュレーターで実行してみました。
その後、別のMacOSにて自分の開発アカウントにて、iOSのタグがついたAnalogClockを、Qtで開いて、プロジェクト設定画面にて、iOSをターゲットにしました。そこでデバッグビルドをしましたが、エラーが発生します。
残念ですが、実機ではprovisioning の関係で、certificateとの紐づけをしても不可能です。
そこで、qmakeを実行し、xcodeprojを作成し、Finder上から、デバッグビルドフォルダに発見して、XCodeから開いてみました。
すると、以下の画像のように、設定変更を勧められました。

そのまま受け入れ、さて実機用にビルドしてみますと、以下のように、ワーニングとSemantic issueがたくさんでます。


warning: Traditional headermap style is no longer supported; please migrate to using separate headermaps …

Semantic Issue:
In file included from moc_rasterwindow.cpp:9 … rasterwindow.h:55 …. possible misuse of comma operator here
Semantic Issueがたくさんあります。

いくつか見てみましたが、軽症のようなので、無視して、インストール、実行しました。

コメントは受け付けていません。

上に戻る