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右肩下がりの売上高

著者:高木信尚
公開日:2019/07/17
最終更新日:2019/07/17
カテゴリー:雑記
タグ:

高木です。こんばんは。

会社のことについてブログに書くときは、ハッタリをかますわけでもなく、いい格好をするわけでもなく、いつも正直にありのままをお伝えしています。
今回もその方針で書いてみたいと思います。

お仕事の依頼であったり、求人に対する応募であったり、銀行さんであったり、弊社に対して何らかのお問い合わせをいただく方々は、ほぼ間違いなく「会社概要」をご覧になられることでしょう。
大体はよくある情報を記載しているだけなのですが、一部どうしても目を引くところがあるようです。

ひとつは、ページの最後に記載している「被雇用者数」です。
普通は「社員数」とか「従業員数」のような書き方をするんでしょうね。

なぜ、あえて「被雇用者数」のような聞き慣れない表現をしているかというと理由があります。
「社員数」とか「従業員数」というと定義があいまいで、経営者を含めての総数を記載している会社も多いですし、場合によってはパートナーの人数を含めていたり、実態を伴わない願望だったりすることもあるようです。

弊社の場合、雇用契約を結んだ者の実数として「被雇用者数」を記載しています。
正社員、準社員、契約社員、短時間正社員、短時間契約社員の総数になります。
うち1名は役員を兼務しています。

もうひとつは、「売上高(経常利益)」に記載された数値でしょう。
見事なまでに右肩下がりの売上高を正直に記載しています。
実際、これを見て不安になられる方もいるようですが、都度きちんと説明させていただいております。
これに関しては、今期のはじめに書いたブログ「V字回復した業績」でも詳しく説明しています。

そういえば、△の意味がわからない方もいるようですね。
商業科とかでなければ学校では習わない気がするので、それ自体は無理もないと思います。
△はマイナスの意味で、要するに赤字だということです。
ですので、

売上高(経常利益)
12期 2.5億円(△708万円)
13期 1.5億円(△330万円)
14期 0.9億円(614万円)

というのは、12期が708万円の赤字、13期が330万円の赤字、14期になってようやく614万円の黒字という意味です。
売上高は右肩下がりに減少している一方、経常利益は右肩上がりに改善しています。

売上高が下がっているのに経常利益が順調に改善していることを疑問に思われる方もいるようです。
簡単にいえば、SESでは外注を使って稼働人数を上げれば売上高は上がりますが、外注費も営業や事務の人件費もかかるので全然儲からなかったということです。
現在は外注先は最小限に絞った結果、利益率が改善して、このような結果になっています。

会社をやっていると、いいときもあれば悪いときもあります。
しかし、売上高が右肩下がりの状態を続けていくのがいいはずもないので、今期はこの調子でいけば売上高、経常利益ともに前期より増える見込みです。
まだまだ油断はできませんが、万年赤字の状態はすでに終了し、これからは万年黒字の状態に向かっていけると思います。

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